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はじめてのおうち介護

08

夜中に5回が1回に!?

プロが教える
「夜間排泄」
減らす方法

「夜中に何度もトイレに…」そんなお悩み、ありませんか?
夜間の排泄が増えると、ご本人の転倒リスクが高まり、
介助するご家族の睡眠も奪われてしまいます。
今回は、“夜間排泄”をトラブルと捉えるのではなく、生活の
工夫によって「安心して眠れる夜」をつくるためのケアに
ついて、わかりやすく解説しています。

1家族が気づけるポイント

以下のような変化に、心あたりはありませんか?

Check

  • 毎晩、2〜3回以上トイレに起きている
  • パジャマや寝具が濡れていることがある
  • 昼間にウトウトする様子が目立ってきた
ヘルスレントからの
アドバイス
これらは、ご本人がつらさをうまく言葉にできない中での
「見えないSOS」かもしれません。

2排泄の回数を「整える」ための工夫

無理に減らすのではなく、「生活リズムと環境を整える」視点が大切です。

生活面での工夫

夕方以降は水分量を
少し調整しつつ、
1日の摂取量は維持する
就寝前のトイレ
誘導を習慣化
日中の適度な運動

環境面での工夫

夜間のトイレ動線に
小型ライトを設置し、
転倒防止
排尿日誌をつけ、
医師・看護師に相談
寝具・パジャマの
防水対策
ヘルスレントからの
アドバイス

夜間に安心できる吸収量のおむつや尿とりパッドを選び、
排泄を我慢せずにすむ環境づくりが大切です。

3家族にできるサポート

サポート
寝る前に「トイレ行こうか」と
さりげなく声かけを
サポート
「起こす」ではなく「誘導」
自然にトイレを促す
サポート
無理に自立を求めすぎず、
ご本人のリズムを尊重
サポート
排泄の失敗を責めない
無理のないのための 安心チェック,身体機能に応じたトイレフローチャート
ヘルスレントからの
アドバイス
夜間の排泄は、ご本人が安心してトイレに向かえるよう
支えるサポートがベストです。

4まとめと行動のきっかけ

ぐっすり眠る夜を守るために、排泄ケアは「生活の見直し」「環境整備」「本人の気持ちの尊重」を一体で考えることが大切です。
夜間排泄への対策は、ご本人の安全を守るだけでなく、ご家族の健康を支えることにもつながります。小さな見直しから、無理のない形ではじめてみましょう。

【監修】

関西医療学園専門学校 理学療法学科教員/理学療法士/
公益社団法人 大阪府理学療法士会会長 熊崎 大輔先生