いまさら聞けない!でも知りたい!!ケアマネジャーさんの疑問・質問

第4回 医療との連携について

医療と介護の連携の重要性は誰もが理解しているものの、実際にはなかなかうまくいかない多職種連携。今回は医療との連携についての疑問・質問です。

医療連携と言われるけれど、医師との会話が苦手です。

サービス担当者会議の連絡をしても忙しくて参加できない医師が多く困っています。解決方法は?

最低限の医療知識は身につけ会話が成立するよう努力したうえで、根気よく誘いましょう。

医療連携では、 医師との関わりを避けることはできません。 会話が苦手なら、上手に話ができるよう努力するしかありません。まずは、 最低限の医療知識の取得、介護保険制度や法令の把握、職責を超えた発言は避けた方が無難でしょう。 何を聞かれても「わかりません」では相手も話ができません。サービス担当者会議に参加してもらえていないのなら、診療所などの先生で、 医師以外のスタッフがいればそのスタッフたちとの関係を良好にし、連絡しても差し支えのない時間帯を訪ね、根気よくお誘いしましょう。 「医師が苦手。うまくつきあえない」と言うケアマネジャーを見ていると論理性がなく、サービス導入がやや強引で、他者への働きかけ方が良くないことが多いのです。診療中に連絡するなど、相手の都合を考えずに行動していないか。また、「利用者さんの調子が悪いみたいだから、薬の量を増やしてください」などの職務権限外の提案をしていないか、日ごろの言動を振り返ってみてください。 相手の専門性に敬意を払い、利用者支援の専門家としての適度なプライドをもちつつ、マナーを遵守して接していきましょう。

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医療従事者との関わり方は、どのようにすればいい?

同様に、医療従事者との付き合い方も難しい。ナースやMSW(メディカル・ソーシャルワーカー)、事務局などにどう接すれば、利用者さんの生活支援のための情報を引き出せる?

医師の場合と同様に、ナースやMSWにも積極的に働きかけ、よりよい関係を築く努力を。

多職種連携のコツは、 立場の違う職種が互いの専門性を尊重し、情報を共有しながら利用者の支援という同じ目的に向かって協力すること です。医療従事者の話す内容をきちんと聞き、理解していますか。何度も同じ内容を質問していませんか。基本職が医療従事者ではないケアマネジャーでも、話の内容が全く理解できないならば、連携はより難しくなるでしょう。 ケアマネジャーは、利用者支援の専門家であり、支援の道筋を作るコーディネーターなのです。 医師の場合と同様に、ナースやMSWにも積極的に働きかけ、よい関係を築く努力をしましょう。
医療系サービスを利用する時は、医師に指示書を出してもらうことが必要ですが、医師となかなかコンタクトがとれない、という時があります。そういう場合は、訪問看護なら訪問看護サービスの事業者から働きかけてもらうのがスムーズにいく場合があります。 何でもケアマネだけが抱え込むのではなく、相手の持ち場や分野は相手にまかせるなど、臨機応変に対応したいものです。

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疾患に対応する知識がなく不安

医療従事者から略語を使って説明されたとき、聞き返すと「勉強不足」と思われるし、知ったかぶりもできず、いつも困ってしまう。体系的に勉強する時間もソースもない。ケアマネは、どのくらい医療知識があればいいの? また身に付ける方法は?

ケアマネが必要な医療知識は、基本的な人体の仕組み、高齢者の体の特徴、かかりやすい疾患などと限られる。

もし、「勉強不足」(あるいはしていない)であるならば、そう思われてもしかたがありませんよね。でも、勉強していてもわからないことはたくさんあります。たとえば、「利用者さんのBPが高いですね」と略語で言われて理解できなかったならば、 必ず聞き返しましょう。 BPが高い=血圧が高い状態ということがわかれば、本人や家族とともに健康管理を考えていくことができるのです。 知ったかぶりは論外ですが、恥ずかしくても聞けないのは、相談支援のプロとしては問題です。自分の欠点ともつらくても向き合わないと。
自分が何がわかり、何がわかっていないかを知っておくことも大切です。ケアマネジャーとして知っておきたい医学知識は、情報の更新は必要ですが、基本的な人体の仕組み、高齢者の体の特徴、かかりやすい疾患などと限られています。いっぺんにはできなくても、ある一定の知識を繰り返し学んでいけば、年数を経れば十分な知識が身に着きます。やらなければ、いつまでもゼロです。不安ならば、家庭の医学事典を1冊手元に置き、気になることはさっと調べられるようにしておけば、症状と原因を結び付けられ、たとえば「最近、足がむくむという訴えがあり、心配です。なにか、病気の兆候ではないでしょうか」という質問をすることはできるでしょう。利用者の支援を適切に行えるよう、 医療の専門家に働きかけるために必要な知識を少しずつでも身につける努力しましょう。

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入退院時の連携をスムーズに行うコツは?

医療従事者とどう連携していけばいいかいつも戸惑う。利用者さんの入退院時にうまく連携を図るコツは?

MSW(メディカル・ソーシャルワーカー)と「顔が見える交流」をはかり、適切な情報連携を。

利用者の在宅生活の要となるのがケアマネジャー。入院時には、在宅での生活の様子や利用していたサービスなどをMSWに伝えましょう。退院後の在宅生活をいかに支えるかは、MSWとの連携がもっとも求められる場面です。連携は、できれば書面ではなく、実際に出向いて 「顔が見える交流」 をはかることによって、やりとりをスムーズにし、 相手にも「明確な責任感」を喚起してもらえることにも繋がります。
融通が利く医療機関もありますが、医療機関は動き始めると「まったなし」になる場合もありますから、相手の意見を聞くだけでなく、介護保険サービスはもちろん、地域の事業やインフォーマルサービスを提案できるように情報の引き出しを増やしたいものです。また、MSWとのやりとりで、情報収集や課題分析を飛ばして、「看護師さんに訪問してもらいたい」と依頼したりしていませんか。 アセスメントして、入院生活で起きた変化・起こらなかった変化を明確にした上で提案することなど、基本からやっていきましょう。

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