はじめに何をすればいい?
そして何を続ければ?
そもそも、ケアが必要なときっていつ?
きょうよりあした、安心にくらすための
知識と知恵をみんなで身につける。
それが「あしたのケア」。
ダスキンヘルスレントと始めましょう。
ダスキンヘルスレントでは、20代〜50代の有職者1,000人を対象に介護と仕事の両立に関する実態調査を行いました。
本調査は、当社が2022年から継続実施し、今年で4回目となる生活者調査の一環です。
今回は、ダスキンヘルスレントが行う「あしたのケア」プロジェクトの一環として、仕事と介護の両立に焦点を当てて調査しました。
併せて、これまでの介護に対するイメージや備えの状況を定点的に把握するため、60代〜80代の親世代1,000人、
および20代〜50代の子世代1,000人を対象とした調査も実施しました。その一部をご紹介します。
介護に対する不安は、30代・40代の女性に特に高いという結果が出ました。おそらくその背景には、「子育て」と「親の介護」という“ダブルケア”に対する不安があるのだと思います。仕事と子育てを両立するだけでも大変ななか、そこに親の介護が重なると、もうどうしたらいいかわからない、そう感じるのも当然のことです。実際に、年間10万人とも言われる介護離職者の多くが女性です。だからこそ、まずは「全てを自分ひとりで抱えるのは無理だ」と、認識することがとても大切です。頑張れば何とかなる、という問題ではないのです。
ではどうすればいいか。まずは、各地の地域包括支援センターなどに連絡し、状況を説明してプロに相談してみてください。それだけでも十分です。その後の支援は、介護の専門職に任せていいのです。育児や仕事を理由に、介護に関わりすぎない距離を取ることも大切です。「申し訳ない」と感じるかもしれませんが、罪悪感を必要以上に持つ必要はありません。それが結果的に、親にとっても自分にとっても良い介護につながります。実際に、親との同居で介護を抱え込んだお母さんが、仕事と子育てと介護を全て引き受けた結果、倒れてしまった——それによって、今度は子どもが祖父母の介護を担う「ヤングケアラー」になるという事例もあります。
親も、子どもも、あなた自身も、みんなが幸せであるために。介護とは、適切な距離を保ち、頼るべきところに頼ることから始まるのだと思います。