自分に合った遠近両用メガネやコンタクトレンズを

合わないメガネをかけていると目の疲労感を覚え、視力がさらに低下してしまうことがあります。目をいたわり、視力を保つためにも自分に合ったメガネをかけましょう。そのためには眼科を受診して正確に検査し、正しいメガネの処方箋を書いてもらう必要があります。遠近両用コンタクトレンズの場合も同じです。自分の目の状況やライフスタイルなどをよく話したうえで処方してもらい、メガネ店やコンタクトレンズ店に行ってください。
使用目的に合ったメガネを
自分の目に合っていないメガネを使うと、眼精疲労の原因になることもあります。メガネ店でも検眼はできますが、より正確に検査して自分の目に合ったメガネを作るためには眼科医に行かれることをおすすめします。眼科医では精密な検査のうえ、くわしい処方箋を書いてもらえます。それを持ってメガネ店に行きましょう。また、メガネを作った後、万一、合わなかった場合は再調整をしてくれるようにお願いしてみましょう。
遠近両用メガネとは
遠近両用メガネは、上の方に遠くを見るレンズ、下の部分に近くを見るレンズが入っており、上下に視線を動かして遠くも近くも見ることができます。さまざまな種類がありますが、上下のレンズに境目がなく、傍目には遠近両用レンズをかけていることが分からないタイプが人気です。ただ遠近両用メガネは、遠く用と近く用のレンズの範囲が狭いため、長時間近くのものを見つづける作業には、向かないことがあります。遠くを見ることが多いのか、近くの作業が多いのかを相談した上で処方してもらったほうがいいでしょう。
遠近両用コンタクトレンズとは
遠近両用コンタクトレンズは、1枚のコンタクトレンズの中に遠くを見る部分と近くを見る部分が組み込まれています。最近は「メガネをかけ外しする手間がなく、遠近両用メガネと比べて、ゆがみなどが少なく、スポーツなどをアクティブに楽しめる」と、中高年から遠近両用コンタクトレンズデビューする方も増えています。
遠近両用コンタクトレンズにする場合は、近視・遠視用コンタクトレンズとは違い、2種類の度数(球面度数・加入度数)をくわしく調べる必要があります。また1日使い捨てタイプや2週間タイプなど、製品によっても人によっても見え方が異なります。眼科医やコンタクトレンズ店でよく相談し、見え方やライフスタイルにあったコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。
ただ、遠近両用コンタクトレンズは、慣れるまでに少し時間がかかることがあります。コンタクトレンズ店で装着する練習をして、少しずつ装用時間を延ばすなど、徐々に目を慣らしていきましょう。
参考サイト:
公益社団法人 日本眼科医会
https://www.gankaikai.or.jp/health/37/01.html
監修:にしかわ在宅クリニック
院長 西川 泰章
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