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大腿骨頸部骨折の症状とおすすめ福祉用具

高齢者に多い疾患 その③大腿骨頸部骨折の症状・おすすめ福祉用具のご紹介

大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)の症状・おすすめ福祉用具のご紹介

どんな病気?

「大腿骨頸部骨折」とは、股関節(足の付け根)の中で大腿骨の骨頭を支える頸(くび)の部分の骨折です。主な症状は、股関節部(脚の付け根)に痛みがあり、ほとんどの場合、立つことや歩くことができなくなります。高齢者が転倒して立ち上がれなくなった時には、まず、この骨折が考えられます。

大腿骨(だいたいこつ)の骨頭(こっとう)を支える頸の部分:頸部(けいぶ)、関節包(かんせつほう)、骨盤、骨頭(こっとう)、転子下(てんしか)、転子部(てんしぶ)

なぜ起こるの?

大腿骨頸部骨折の多くは、転倒して臀部(でんぶ)を打撲して発症しますが、年齢とともに骨粗鬆症など、骨がもろくなるだけでなく、バランス感覚が悪くなって、転びやすくなることが最大の原因です。高齢者の場合、椅子から立ち上がってふらついたり、段差につまずいたりという、ちょっとしたことで転んで骨折するということが多く、また稀ですが、骨が極端にもろい場合、寝返りを打ったり、介助者がおむつを変えるときに足を持ったりするだけでも折れることがあります。

年齢と骨折率の関係
高齢者は、転びやすい人が多い。(年齢/骨折率)30代・0%、40代・19%、50代・20%、60代・60%、70代・70%、80代・57%、100代・100%、「暮しの手帖」調査 www.richbone.comから引用 高齢者は、転びやすい人が多い。(年齢/骨折率)30代・0%、40代・19%、50代・20%、60代・60%、70代・70%、80代・57%、100代・100%、「暮しの手帖」調査 www.richbone.comから引用

生活上で起こる不安は?

骨折を起こした直後から激痛が伴い、立つことや歩くことができなくなります。
また、治療においても手術療法が一般的ですが、骨がくっつくまで時間がかかるため、その間、筋力低下や廃用症候群により寝たきりになる場合も少なくありません。

以下のことに気をつけましょう

  • 1 運動能力や筋力の低下を防ぐために、日ごろから適度な運動を行う
  • 2 家庭内ではできる限りバリアフリーにして、転びにくい環境をつくる
  • 3 骨粗鬆症にならないよう、カルシウムやカルシウムの吸収を助ける食品を摂取する
ワンポイントコラム

転倒の原因を考えよう!

お医者さんのイラスト
  • 玄関など段差のあるところが暗い
  • 階段や浴室に手すりがない
  • スリッパやサンダルを使用している
  • じゅうたんなどの敷物
  • 電気コードが散乱している

監修
高齢者生活福祉研究所
理学療法士 加島 守

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